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自分の時間を売り渡し切った後の、擦り切れた時間で本当に楽しめるの?

仕事全般
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秋田、起業したのが1995年〜なので、かれこれ23年スタッフやお客様に支えられて生きて来ました。

どうして起業したのか?って言うと「誰かの命令で働いているってのが嫌(無理)」「もっとお金が欲しい」「誰かに自分の時間を売り渡す事がもったいなくなってきた」こんな所でした。

やりたい事はやりたい時にやるべきなんだよなぁ〜ってのが今日の話。

 

 

バンドから独立へ

当時はバンドマンで28歳。今はなくなってしまった太平洋石油って言うガソリンスタンドチェーン会社の社員(130店舗あった)。ここで数年社員してたかな。その前はアルバイト。トラックの運転とか、役所の下請けで公園掃除の日雇いとか・・・

ガソリンスタンド勤務の時は手取りで月収20万以上、ボーナスもそれなりに良かったので、年収で400万超えてた。25年程前なので悪くはなかった。寮もあてがってもらってたし。今思うといい会社だった。

それがある時、事務職を言い渡された。これが出世コースだったのか?左遷コースだったのか?不明だけど。どちらかと言うと後者かな(笑)。毎日八丁堀にある事務所に通い、会計書類とにらめっこ。一応係長。秋田の席の後ろに課長さんがいて、課長さんの唯一の部下が秋田係長。課長さんだけ秋田のことを「係長」って呼んでくれてました。もちろん秋田には部下いません(笑)

いやぁ〜退屈だった。加えて現場仕事じゃないので、残業手当なしの各種手当なし。手取り11万円くらい。年収では350万弱あったのかな?まあ今から考えるとこれでも良い方かもしれないけど、ボーナスの比率が高いので、ボーナスなしでは生活が出来ない。まだ独身だったからいいけど、これじゃあ将来の設計立てられないなぁ〜と(ボーナス、賞与って会社都合で支払いしなくても良いものだから)。この金額で自分の大事な時間の殆どを売り渡すってどうなんだろう・・なんて悩む日々が続きました。

で、起業を企むわけです。

バンドからフェードアウト

ある日化粧品の通信販売が儲かるって聞き、それやるべ。って事で有給取って仕入先やら何やらを探して訪問。仕入れさせてください〜なんて。

在職中に事業を開始。多分、副業禁止だったはずだけどあまり気にしなかった。業務は化粧品の通信販売。ボーナス突っ込んでDMを5千通くらい出してみた。当時封書の切手代は50円だった?けど、5千通だから切手代だけで25万円(5千通なので割引20%。実際は20万円)。封入する印刷物を入れると結構な金額。やる時はやるよ!って感じ。

そしたらなんと・・・!DMを出した翌日(封書が届く日)「麻原逮捕」。こりゃ痛かった。化粧品通販なので主婦層狙いなのだけど、日本中テレビに釘付け。もちろん秋田も釘付け。まいったぁ〜。

パラパラと注文は来たけど、切手代すら回収できないレベル。大失敗でした。当時は名簿を買えたので、質の良さそうな名簿を買ったりしてやるんですけど、なかなかうまく行かなかった。同じ商品を売っている同業者はバンバン売れているのに、秋田だけ売れない。う〜ん・・・ダメな名簿つかまされていたのかも・・・まあ、今思うと良い思い出です。

そんな日々なので、バントのライブ中に「今日、何件注文あったかな?」なんて考えるようになり、あ〜バンドより仕事の方が面白いんだ。って実感し、バンドをフェードアウト。

そんな経験をして、結局 IT に繋がって行くんだけど、この辺りは別の機会に。

こんな経験も、全て自分の時間。自分の糧になって行く。そりゃサラリーマンだったら失敗しても給料もらえるし、誰かのせいにできる。だから楽なんだけど、この「全て自分に跳ね返ってきて言い訳できない」ってのが何とも言えず良かったし楽しかった。もちろん上手くいけば全て自分の物だからね。

てな事で、かなり楽しみながら仕事をしてました。

時間を売り渡したお釣りで自分の時間なんて遅すぎる

最近テレビCMで、

「定年退職したら何をしよう?あれして、これして、時間はたっぷり〜あれ?資産足りないや、不動産投資しよう。」

なんてのがあるけど、あれ、突っ込みどころ満載。細かく突っ込むのはまたのネタにするとして・・・

今の定年退職って65歳。もしくは定年制度を作ってはいけない。になってます。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/jigyounushi/page09.html

65歳まで誰かに時間を売り渡して、売り渡しきった残りをやっと自分の時間に充てる。なんかもったいない。

サザエさんの波平さんが54歳、奥さんの舟さんは52歳。彼らの年齢から10年以上も経過しないと定年にならない。この間に定年は70歳まで。なんて事もあり得る。

「その年齢から本当に楽しめる?」

会いたかった人も生きてるか分からない。生きていてもその年齢になっちゃうと、会いにくい事もある。それより何より自分の身体が動かない可能性がある。

少しでも若い内にやりたい事をやるべき。

人それぞれ環境はあると思うけど、1ヶ月、いや、1週間でいい。自分の為に時間を使ってみては如何だろうか?

さっきも取引先の担当さんとこの話をしたんだけど「錦織の試合を見に行きたいんですよ〜」と。

「なら行っちゃえば?」って言った。だって、定年まで待ってたら錦織は試合に出てないし。もしかしたら来年だって大きな大会の舞台立てないかもしれない。なので、今決断して、試合見に行く為のチケット取らなきゃ。

行くと決めたら、毎日にハリが出てくる。ましてや家族旅行なら、家族との楽しい会話が弾む。仕事も楽しくなる。いい事ばかり。

錦織の試合見に行く程度なら、会社休むのだって1週間程度だろうし。

大きな組織なら、3ヶ月くらい休んでもいんじゃないかな?もし、解雇になるならそんな会社辞めた方がいい。新しい人材の採用コストと、教育費を考えると会社側は、期間の決まってる休職の方が良い。

小さな組織だったら、役員クラスになって好きなことを仕事に出来るようにしたらいい。テニス関係の仕事をするとか錦織にスポンサーとするとかして、試合見に行くことを仕事にすれば良い。

やり方はいくらでもあると思う。少しでも若いうちにやりたいことをやろう。時間売り渡しちゃったら、それでその時間終わっちゃうからね。

やるのは自分自身、全ては自己責任でお願いします(笑)

んじゃまた!

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