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家族4人でフルマラソン完走!諦めずにやり続けたNAHAマラソン感動のゴール

よもやまばなし
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2013年11月28日 〜 2013年12月2日にかけて、NAHA マラソンに参加するため、沖縄県那覇市に行ってきました。

  

そのために、このブログの更新も滞っていた訳です。はい。また真面目にブログ書きます。

  

今回のマラソンのミッションは、家族四人そろっての完走。お陰様でミッションを達成して来ました。

  

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我が家の家族構成〜参加まで

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photo credit: darkmatter via photopin cc

  

  

これまで親父らしい事をしてこなかった秋田なのですが、今回はチョッピリ親父らしいことが出来たかな。と思っています。

  

我が家の家族構成は

  

「親父:秋田:47歳会社経営者」
「母:嫁:4○歳:秋田と同じ会社を経営、フルマラソン完走歴有り」
「長女:2○歳:今回初マラソン」
「次女:大学生:初マラソン」

  

です。

  

  

NAHAマラソン申込

夏前に、秋田が毎年参加しているNAHAマラソンに皆で参加しようとなり、家族全員でNAHAマラソン(フルマラソン 42.195km)にチャレンジする事になりました。

  

最近のマラソン大会は抽選が多いのですが、NAHAマラソンは申し込み順。申し込み当日に頑張れば、家族全員分のエントリーが出来るます。

  

2013年8月5日(月)午前9時からエントリー開始。ここで申し込みが出来なければ、親父の威厳が保てないってな訳で、一生懸命エントリーをしました。エントリーサイトのスポーツエントリーに4人分情報を登録。結構サーバ混んでましたが無事エントリー終了。これで親父の威厳が保てました。その日の19:30には、25,000の定員に達しエントリーが終了してしまったとの事です。来年はもっとキツイかな。

  

  

娘2人の練習量が心配

秋田はトライアスロンな人なので、持久系の運動に慣れています。嫁も一昨年のNAHAマラソンを完走。完走出来なかった大会も含め、計3回フルマラソンに出場。加えて、週末は秋田と数キロ走っているので完走出来る能力は持っています。問題は娘2人。

  

2人ともバスケットが得意なのだけれど、長距離を走った事がない。本格的に練習を意識したのが8月頭。大会は12月1日。4ヶ月しか練習時間がありません

  

8月頃、家族4人で中野〜代官山〜青山〜信濃町と練習したことがあります。2人とも若いからなのか?バスケ経験が良かったのか?いい感じのフォームで走れている。前半は問題無かったのだけど、後半次女の足が痛くなります。まだ時間があるし、若いから壊さないように練習を重ねれば大丈夫だろうと話をしたけど、かなり心配ではありました。

  

その後、長女は個人練習を積み重ねるようになり「時間があったら走りたい」とマラソンに対して前向きな姿勢で取り組むようになり、次女の方は、気持ちはあるのだが、学業(大学4年生)とアルバイト、サークル活動等に時間を取られてしまい、思うように練習が出来ずにいましたが、時間が合えば秋田や嫁、長女と練習をする。そんな日々が続きました。

  

  

ちょっと練習量が増えた11月

11月は、あまり長い距離を走る練習を避けたかったのだが、人間の性質なのか?学生症候群か?若干練習量が増えて来た。皇居に行ったり、自宅の周りを回ったり。

  

この頃になると次女もラン練習に時間を割くようになった。以前より一緒に練習をする機会が増えた。代官山に行った時のような痛みは無くなったとの事。一安心。

  

  

長女のヒザに水

大会1週間前の事。長女が「ヒザに水が溜まった」と連絡して来た。え?ヒザに水?ヤバいじゃん。話を聞くと、長女は時間を見つけては走り込みをしていて、その週は53km 走ったという。月間ペースに直すと200km 越え。秋田はアイアンマンの大会等に出る時、2ヶ月前に一番走り込むのだが、それより多い距離。そりゃ水溜まるわ。

  

大会まで一週間しかないので、安静にして大事を取ることにし、ラン練習はしないことにした。普通大会一週間前からは練習しませんが(笑)。

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いよいよ NAHAマラソン 当日

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全員同じタイムで申告したはず(?)なのだが、スタートブロックがバラバラになってしまった。仕方がないので、4人の持っているゼッケンの一番最後のブロックからスタート。これなら割り込みするな。って怒られない。

  

毎年秋田がスタートするのは「明治橋」の上あたりからだったけど、今回は後ろのブロックなので、奥武山公園内からのスタート。

予定タイムとしては1キロ7分で走り、5時間。途中水分補給やストレッチ等の休みを入れ、5時間30分位。予定を割り込んでも、45分の貯金がある。なんとか家族全員でゴールをしたい。

  

  

スタート〜5km 早速計画が・・・

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photo credit: Kris Krug via photopin cc

  

  

午前9:00スタートの鐘が鳴る。いよいよスタートだ。ランナーが沢山いる為、混雑で奥武山公園を出るまでは走る事が出来ない。ようやく走り出し、大会のスタート地点を越えるまでに9分かかってしまった。この時点で貯金を9分消費。

  

国道58号線を走り国際通りへと入る。「我が家の杉山氏」と遭遇。「頑張って下さい!」と声を掛ける。タレントも大変だなぁ〜。

  

家族4人とも順調である。国際通りのアップダウンを抜け、ひめゆり通りに入る。娘2人は初めてのマラソン大会。こんなに大勢の中で走った事は無く、とても走りづらそう。馴れないこの環境が後に響かなければと祈った

  

秋田家のフォーメションとしては、秋田と嫁。少し離れて娘2人。ちゃんと付いて来ているか?確認する為に振り向くと娘達が手を振ってくれる。娘達が見えなくなると、少しペースダウンをして二人を待ち合流し一緒に走る。

  

1つ目のエイドステーション(5km地点)で給水。女子のトイレが並んでいなかったので、ここでトイレに入る事にした。秋田のトイレはスグに終ったのだが、嫁、娘達がなかなか出て来ない。列は無かったが、1つしかトイレが無く結果時間がかかってしまったとの事。

  

トイレと給水を済まし、5km 地点のエイドを出たのが10:00を回ってしまっていた。残り5時間15分。貯金を10分程使ってしまった。ここから先は確実にキロ7分以内で走らないと、何かあった時に対処する時間がなくなってしまう。しっかりとタイムマネージメントしなければならない。

  

  

5km 〜 10km 長女とはぐれてしまった。一緒にゴール出来ないのか?

しばらく走るとNAHAマラソン恒例の YMCA 地帯。毎年有り難い応援だ。走りながらここで YAMCA をやるのも、NAHAマラソンの楽しみの1つ。来年も再来年もず〜っとお願いします!

  

今年のNAHAマラソンは天気に恵まれた。昨年は雨。嫁と参加したのだが、モチベーションが上がらずに中間地点でリタイヤ。とても寒い大会だった。しかし、今年は快晴。暑いくらい。NAHAマラソンらしい太陽の下で大会を楽しませてもらった。

  

10km に差し掛かる手前から NAHAマラソン名物の上り坂が始まる。この坂は9km あたりから始まり 20km まで、登ったり降りたりしながら約90m を登る。この11kmを克服出来ずに中間地点でリタイヤする方が多いのも NAHAマラソンの特徴である。

  

11km 地点にあるエイドで給水を行う。秋田、嫁、次女は一緒に給水。あれ?「長女がいない」1〜2分程近くにいないか?探して見るが見当たらない。次女に「長女に電話してみ」と言うと、何故か長女の電話を次女が持っている

  

おぉ〜〜〜ジーザス!

  

最後まで一緒に走り一緒にゴールしようと思ったのだが、これだけの人数の中でそれは難しい事なのか?と落胆

  

長女が先で待っているかも知れない。あと32km もあるから何処かで会えるだろうと思い、3人で祈りながら走り出す。

  

しかし、何の事はない。ほんの300m も走った所で長女が手を振って待っていてくれた。神様ありがとう!よかった!これでまた4人で一緒に大会を楽しむ事が出来る。

  

長女と合流し、スグに軽いストレッチ。練習時に4人で走った最長の距離は23km。しかし、信号待ち休息が何回もあるコースでの練習。休息無しで10km。そろそろ足に変化が出始める頃である。

  

  

10km 〜 現場主義の新しい布陣は効果的

はぐれ事件をさかいに長女からの提案で、秋田家のフォーメーションを変える事にした。

「秋田が先頭で班長さん」
「嫁がフルマラソン経験者という事で副班長さんで最後尾」
「その間に長女と次女が入る」

結果、秋田、次女、長女、嫁の順がオーソドックスな布陣となり、その後はぐれる事は無くなった。現場での思考錯誤が一番成果を出す事が出来る。勉強になった。

〜 中間地点 次女の気遣いに親ばか炸裂

9kmからの上り坂。照りつける太陽。かなり暑い。こまめに水分補給を行う。沿道で応援して頂いている方からみかんをもらう。これが絶妙に美味しい。

  

みかんは、次女が積極的にもらってくれる。もらったみかんを家族に分けてくれる。自分も辛いのに人を気遣うこの心。素晴らしい。気付かないうちにいい娘に成長した。自慢の娘だ。脳内のアドレナリンが出まくっているのも手伝って、親ばか炸裂である。

  

辛い上り坂を登りきり、前日に行った平和記念公園に入る。中間地点を越え、給水所ストレッチをしながら一休み。エネルギー不足にならないように、5km 地点から徐々にジェル等で補給を取らせていた。ここでも、食べたくなくても1つジェル食べさせた

  

それぞれ少しずつ足がヤバくなってきているようだ。

  

気持ち的には12:00に中間地点を通過したかったのだが、通過したのは12:10分。制限時間まで後3時間5分。キロ7分ペースを保てば必ずゴール出来る。しかしここから先の距離は、未知の自分に出会う距離。秋田だって何が起こるか解らない。貯金は多ければ多い程良い。出来ればキロ6分30秒で走りたいが無理は禁物。

  

  

中間地点 〜 ひめゆりの塔 幻の沖縄そば

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photo credit: jetalone via photopin cc

  

  

さて、あと半分。下り坂が始まる。足が痛くなって来ているので下り坂は慎重に下らなければならない。勢いつけて下ってしまうと、スグにヒザを痛めてしまう。なるべくゆっくり下る。

  

NAHAマラソンへ参加する事が決まったあたりから「NAHAマラソンでは沖縄そばを振る舞ってくれるんだよぉ〜」と話をしてもり上がっていた。「マラソンで沖縄そば食べるのが楽しみなんだよねぇ〜」と話をしながら羽田で搭乗を待つ程だった。

いよいよ、その沖縄そばを振る舞ってくれるひめゆりの塔に差し掛かった。あれ?混雑してない。前回はそばをもらうランナーで混雑していたのだが・・・。

  

そこここに箸やカップのゴミが散らばっている。

  

あぁ・・・間に合わなかった

  

念願の沖縄そばは既に無くなってしまっていた。残念。娘達も残念だったろうなぁ〜と思いながらひめゆりの塔を通過。

  

後から話を聞くと、この付近は相当辛かったらしい。実は沖縄そばなんてどうでも良かったのかもしれない(笑)。

  

  

ひめゆりの塔 〜 30km オンタイムだが辛そうだ

ひめゆりの塔から先の農村地帯はちょっと退屈なコース。両側に畑が広がり、応援してくれる方もまばら。足がヤバそうって事でストレッチ。オンタイムなので、あわてずにゆっくりとストレッチ。

  

秋田はこれまで沢山のマラソン大会や、トライアスロン大会に出場している。大会に出場して覚えたのは「足がツル前にストレッチを行う」だ。一度ツッてからストレッチをしても「壊れてしまった物は回復しない」。ヤバイって思ってからストレッチしても、走り始めるとスグにヤバくなる。「ちょっとヤバいかも」くらいでストレッチをすると、回復もするし壊れる事無く走り続ける事が出来る。

  

そんな経験を生かし、ちょっとでもヤバイのであればストレッチをするように促した。

  

退屈な地帯を抜けると最後の大きな下り坂。この下り坂が絶景。記念撮影をするランナーもいる。娘に「記念撮影するか?」と聞いたが、それどころじゃないのか華麗にスルーされてしまった。トホホ・・・。

  

絶景の坂を下ると給水所。塩と水をもらい、ストレッチ。だいぶ辛そうだ。すでに25km を越えている。時間はオンタイム。キロ7分を守れている。

  

ここからは平地。応援も多い。糸満市役所をあたりのふたまたを右に入ると道が狭くなる。この辺りになると歩いているランナーが多い。コース全部歩いているランナー(ウォーカー)で一杯。走れる人はどうしてもコースの右をはみだして走るしかない。

  

30km を越えたあたりのエイドで、給水とストレッチ。コールドスプレーを使い、痛い所を冷やす。かなりこたえているようだ。先がだいぶ見えて来たので、少し長めにストレッチの時間を取った。

  

実はここでストレッチした後の走り出しは、娘2人ともかなりキツかったのだという。こんなに走り出しがキツいのであれば、この後ストレッチで休まない方が良い。と思っていた。

  

  

30km 〜 40km テンションが上がり始める

残り12km 。皇居であれば2周とちょっと。

  

歩いているランナーを横目に4人で走る。親父の背中をこんなに長い事見せた事はないなぁ〜。等と感じながら35km 地点を通過。35km を越えたらストレッチしようか?と言ったが、上記理由だったのか?「大丈夫」と。

  

背中越しに長女と次女が「テンション上がってきたから休まないで行きたい」と話しているのが聞こえて来たので、このままペースを保ち、行ける所まで行く事にした。

  

相変わらず照りつける沖縄の太陽。心地いいのではあるが、体力を消耗する。秋田はトライアスロンで真夏にフルマラソンを走るけど、嫁や娘達は暑い中で走るのは馴れていない。なんとか頑張って走ってもらうしかない。声をかけられる時は声をかけ、常に後ろを気にしながら離れないように走る。秋田も普段のスピード違うので、それなりに消耗はある。歩きたいなぁ〜と思ったが、3人とも歩きたいと言わずに頑張っているので「ちょっと歩こうか?」なんて言い出せなかった。

  

バイパスから右折し、モノレールの下を走る。高い建物やモノレールがあるので太陽の日差しからは解放。沿道の応援が増す。最後の上り坂。イオンモールの前あたりが上り坂のピーク。あと2km。嫁も娘達もしっかり走っている。「このままゴール出来るように!」と心の中で祈る。

  

  

家族4人で感動のゴール

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慎重に下り坂を降り左折。奥武山公園のスタジアムが見える。その向こうにある陸上競技場がゴール

  

奥武山公園に入る。

  

今年も高校生の男女がロープを持ってランナーをゴールへ誘導してくれる。

  

彼らとハイタッチ。テンションが上がりまくる

  

嫁も娘達も彼らとハイタッチ。何となく走る速度が上がってくる

  

自分が主役になれるそんな場所、そんな時間。これまでの練習、スタートからここまで諦めなかった想いが家族を包み込む。

  

競技場に入る。ここまでくれば安心だ。一歩一歩しっかりとトラックの土を踏みしめゴールゲートへと向かう。

  

秋田は嫁とゴール。

  

娘達はスグ後ろで二人そろってゴール。

  

グロスタイム約5時間50分。
ネットタイム約5時間41分。
制限時間迄あと25分。

  

家族4人で無事 NAHAマラソンを完走する事が出来た。

  

  

教えたかったこと

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photo credit: brtsergio via photopin cc

  

  

途中辛い時間がかなりあった。嫁も娘達も根を上げずについてきた
足が壊れる前にストレッチをして、途中歩くことも無く走り続ける事が出来た。

  

  

諦めない心

どんなに長い距離でも、始めの一歩が無ければゴールは出来ないし、途中の一歩が足りなくてもゴールにはたどり着けない

  

ましてや、諦めてしまったら、絶対にゴールすることは出来ない

  

今回は「競技」であるマラソン。25,000人に与えられた距離と時間は平等(スタートが遅い人は若干不利)。その中で、自分の体を客観的に見つめ、コントロールしゴールを果たす。

  

人生も同じ。与えられた時間は誰もが平等。ゴールを定め自分を客観的に見つめ、自分をコントロールしゴールを果たす

  

そんな体験が出来たのではないかと思う。諦めない心をもち続けていけば、ゴールには必ず辿り着ける。

  

  

夢ありがとう

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秋田の親戚が沖縄いる。沖縄を訪れる際には必ず親戚がやってる店に足を運ぶ。

  

この店で「夢ありがとう」と出会った。

  

夢ありがとうを書く「砂川正美氏」は、夢の中で夢ありがとうを広める事をミッションにしなさいと言われ、沖縄の全ての小学校にその色紙を置くべく活動している。

  

砂川正美氏は野球が好きで若い頃野球をやったのだが、夢叶わずに終わった。その野球の夢を息子達に託す。なんと4人兄弟全員が甲子園球児となった。その4男は現役高球児として活躍中である。

  

彼曰く、夢を描いて書き出し、有難うの気持ちを夢に唱え、多くの人に語る。そうすれば夢は叶う。と。

  

今回のマラソンも同じ。自分たちがどこに行きたいのか?目標を定め、多くの方に感謝の気持ちを持ち、公言し、結果を出す。

  

今回の道中、「夢ありがとう」に出会えたのは偶然ではない気がする。出会いに感謝。

  

このブログも「オブリガードありがとう」常に感謝の気持ちを持っていたい。

  

砂川正美氏に関して詳しくは「夢ありがとう」を見て下さい。

  

  

まとめ

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photo credit: Alan Vernon. via photopin cc

  

  

二人はすでに成人している。

  

この先、いつ家族がバラバラに暮らすようになってもおかしくない。

  

秋田と嫁は、今回の思い出を胸に「時折酒の肴に」。娘達は初フルマラソンチャレンジで完走出来た自分に自信を持って、その経験をそれぞれの未来に向けてチャレンジして欲しい。

  

秋田のミッションコンプリート。

  

家族に感謝。豊作プロジェクトのスタッフに感謝。豊作プロジェクトのお客様に感謝。全ての関係者に感謝

  

貴重な経験をさせて頂きありがとうございました。

  

さて、次のミッションに向けて頑張ろう!

  

  

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