2017年4月14〜17日で台北へ行って来ました。
たいしたことはやっていないのですが、路上での演奏とライブ会場でのライブを行って来たので、その経験を綴ってみます。
日本人ならなんでも受けるのか?
台北へ行く前に台湾の事を調べてみると「日本文化が受け入れられやすく日本のものが流行っている」って情報が多かったです。
もしかして・・・日本人ならなんでも良いのか?なんて淡い幻想をいただいていましたが、やっぱりそんな事はなくきちんと良いものを提供しなければダメ。そりゃそうだ(笑)。
台北でバスキング(ストリートライブ) & ライブ を行なった場所と感想、経験
演奏した場所は「西門町」「台北101」「EIDOS Cafe 晴境易得咖啡館」「九份海悅樓景觀茶坊」「台北駅」。
演奏した場所を地図にプロットしてみました。
今回の台北は地下鉄のギタリストで有名な土門秀明氏と二人旅。台湾でどんな曲を演奏するか?色々と悩み用意した曲は
- おどるポンポコリン
- 島唄
- ウォンビーロング
- 乾杯
- 時の流れに身を任せ
- オリジナル曲
くらいだったかな?事前に東京で2回ほどリハーサルを行なって挑みました。
西門町
初日夜
初日と3日目に西門町にいきました。西門町でバスキングをしたのは初日だけ。着いてみると金曜日の夜だからか?ものすごい人。渋谷のセンター街っぽい雰囲気。
ここで演奏するには勇気がいるなぁ〜なんて。もじもじしていても仕方ないので、演奏しちゃいました。
場所はユニクロの前。敷地的にはユニクロさんの敷地になります。
演奏中ポリスが目の前を通ったのだけど、何も言われず素通り。演奏しているのがユニクロさんの敷地なので怒られなかったのか?生音でやっていたので気付かれなかったのか?不明ですが、問題なく演奏する事が出来ました。
秋田も土門氏も、初めての台北バスキングなので少々動揺気味。演奏は今ひとつでしたが、まずはバスキング成功。
お客さんはそれなりに足を止めて見てくれたり、スマホで我々の演奏姿を写真や動画で撮影していました。SNSとかにアップするんでしょうね。
演奏は「おどるポンポコリン」と「ウォンビーロング」の2曲だけ。さっとやってさっと退散したので、何か売れるとか投げ銭してもらえるとか・・・そんな状況ではありませんでした。
あれだけ人がいるし、立ち止まって写真撮ったりするので演奏後にチップ入れを回せば少しは入ったんだと思います。
バスキングで稼ぎたい人向けの場所ですね。
台北101
二日目昼
昨晩、西門町でやった時に出会った日本人バスカー「あげちゃん」情報によると、台北101はバスキングが出来るとの事。ならばって事で行ってみました。
場所的には台北101ビルの正面玄関ちょい脇。玄関には警備員が立ってる。
ギターケースを広げてCDやらなんやらを準備し、「乾杯」を始める。台北のおばちゃんが寄って来て「その歌大好き(たぶん)」みたいな事を言って一緒に歌いながら通り過ぎる。
おぉ?ここはなかなかいい場所じゃない。なんて思い気持ちよく歌っていたら、警備員含む3名が片言の日本語で「ここだめ。あっちでやって」って言って来たので、素直に片付ける。
あっちって何処?と聞くとショッピングモールと一人が言うも、もう一人がショッピングモールはダメだよ。って。結局 MRT なら大丈夫。って話になりギターを担いで MRTを探すもMRTなる場所がない。
よくよく考えて見たら、メトロポリタン台湾。って事で地下鉄の事だったようだ。
地下鉄の構内でやるにはライセンスが必要なはずだし、怒られるのもなんなのでバスキングを諦め退散する事に。
事前に調べた日本人のブログに、台北101で演ったってのもあったので警備員に怒られない場所をもう少しじっくり探す事が出来れば、稼げる場所があるかもしれません。
EIDOS Cafe 晴境易得咖啡館
二日目昼下がり
EIDOS Cafe 晴境易得咖啡館 にて「潘世程」さんのライブがあり、前半と後半の間でハーフタイムショーをやらせてもらいました。
今回の台湾行きは、ソロギタレコーズのクリスマスアルバムに参加してくれている「董運昌」老師へ会って話をするのも目的の一つ。せっかく行くのでイベントに出たい旨を伝えると、弟子?の「潘世程」さんのライブに出させてもらう事になりました。感謝です。
リハーサル(サウンドチェック)をやるので、本番の1時間前に会場入りしてくれとの事だったので、時間を合わせて会場入り。「潘世程」さんが念入りにサウンドチェック。気がつけば本番の時間。あれ?我らのサウンドチェックする時間なくなっちゃった・・・(笑い)。まあ、路上でやると思えばサウンドチェック無くても平気です。
前半が終了し、土門氏がステージに。まずは土門氏がソロギター。だいぶ緊張していたとの事。まあ、完全なアウエーですからね。
2曲ほど終え土門氏が秋田を呼ぶ。ステージに上がりモニターとして使わせてもらっている同時翻訳機「ili イリー」を使って「こんにちは」とやると ili イリーが「您好」と喋る。かなり受けた。掴みは OK。
「乾杯」と「ウォンビーロング」を歌い終え、「潘世程」さんの後半戦に突入。
イベント終了後、ギター好きが集まっていたのでギターの話に花がさく。「潘世程」さんの生徒さんが、50万円くらいのマーチンを持って来ていて、「董運昌」老師にそのギターを弾いてもらっていた。彼が終わると土門氏が弾いたり秋田も弾かせてもらったり。
秋田と「董運昌」老師のセッションも。思ったよりちゃんと出来てました。よかった(笑)
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=jBASfoTSWSA]
その後、「董運昌」老師や「潘世程」さん若手のギタリストさんと台湾料理へ行きました。
EIDOS Cafe 晴境易得咖啡館は通常のカフェなのですが、毎週土曜日には音楽イベントをやっているとの事。店長さんがポップな音楽は好きではないらしく、フィンガースタイルのイベントや三味線のイベント等をやっているようです。
今回、ギター好きだけじゃなく、カフェに来ているお客さんも聞いてくれたのでありがたかったです。
Webサイトは facebook だけのようです。 https://www.facebook.com/EIDOS.Cafe/ こちらに問い合わせすれば、演奏させてくれるかもしれません。
ギャランティがどのようになっているのは不明ですが、カフェにお客さんが付いているので、お願いして出演させてもらうのも有りかもしれません。
九份 海悅樓景觀茶坊
3日目昼
九份はジブリ作品「千と千尋の神隠し」の舞台になったと言われていますが、実際には違うようです。でもどう見ても舞台っぽいので舞台だったって事で良いかな(笑)。
夜が幻想的で良いとの事だったので初日の夜に来る予定でしたが、西門町に行ってしまったので3日目の昼に来てみました。
狭い路地の脇に店が並び沢山の人がいるもんだから、まともに歩けない。超混雑です。
せっかくここまで来たのだから、観光ガイドの写真を撮影しているいい感じの場所から撮影をしたくなり、場所探し。1時間くらい彷徨いました。九份自体が山肌にへばり付いてる街なので、階段が多い。秋田はトライアスロンをやっているのである程度の事であれば平気ですが、土門氏は少々きつそうでした(笑)。
念願叶って撮影場所を発見。撮影場所は「海悅樓景觀茶坊」って言うレストランの入り口。
写真を撮るため階段を上がっていくと、店の方(ちょっと偉い方かな?)がギター弾くのか?と。で、今やってくれと。おぉ〜願ったり叶ったり。このチャンスを逃してはならぬと、すぐにギターを引っ張り出し動画の撮影開始。
まさにあの写真の撮影地点、「乾杯」1曲だけだったけど素晴らしい場所で演らせていただきました。
写真の目線で演奏なので、向こう側のレストランで食事している人も我々に手を振ってくれたりしてなかなかの盛り上がり。これまで見て来た演奏中の景色の中でも、一位二位を競うくらいの景色なんじゃないか?と思うくらいの経験でした。
まあ、なかなかこんな事はないかと思いますが、他の方がギター持ってここまで来れば、おっちゃんがギター弾いてみろって言うかもしれませんね。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=Jo22YJ5it8k]
バスキングで稼ぐって視点で考えると、何もかも狭いところにギュッとなっているので、バスキング出来る空間を探すのに苦労しそうですが、良い場所があれば稼げるかもです。
ポリスや警備員は見当たらなかったけど、それぞれの敷地の主に怒られるかな。
台北駅
3日目夜
九份での興奮冷めやらぬ中、バスキングに行って来ました。
場所は台北駅正面を見て左手の公園っぽい所。
駅の正面は人が沢山いましたが、どうせ止められてしまうであろうと思ったので、少し外れた所に。
なんだかんだで1時間くらい演奏していました。
地下鉄から駅に行くのか?高速バス乗り場に行くのか?それなりに人通りはあるのですが、日曜日の夕方。皆さん早く家に帰りたいのか・・・立ち止まってくれる人はほぼいなかったです。
1時間もやっているのに、警備員も警察も全く来なかった。たまたまなのか?ここはあまりマークされていない所なのか?
のんびり自由に出来たのは楽しかったのですが、バスキングで稼ぎたい人には向いてない所(時間帯)かと思います。
チャレンジする場合は、休日の昼過ぎくらいを狙ってみるとか・・・少し勇気出して台北駅反対側の高速バス乗り場で待っいる人たちの方でやってみるとかが良いかもです。
見かけたバスカー
ここからは見かけたバスカーの紹介です。
事前にブログ等で調べると、台北はバスキングのライセンスがあり、ライセンスを持って入る人は問題なくバスキングが出来るのですが、持っていない人はバスキングをしてはいけないルールのようです。西門町あたりはそれなりにバスカーがいるって話ではあったのですが、実際に行ってみると思っていたよりバスキングをして入る人はいませんでした。また、ライセンスを持たずにバスキングを行なっていそうな人も居ませんでした。
あげちゃん
彼はライセンスを持っていないような持っているような・・・はっきりと記憶してません。
日本人のバスカー。秋田がユニクロのトイレに行って入る間に土門さんが声をかけたらしく、彼がやろうとしている場所で先に我々がやらせてもらいました。
3日後に行った時にいなかったのでうまいこと続けられなかったのかもしれません。
ダンスチーム
ダンスチームは西門町の中心部でバスキング。数人が交代でダンスを踊りお金をもらっていました。
興味の対象外だったので、写真も撮らず・・・
ハープの集団
台北駅から北門へ行く地下道でハープのおじさんを発見。
この道中で音楽をするバスカー見るのは始めて。
大きなスピーカーに加えてワイヤレスのスピーカーを使い。音を立体的に表現して入る。チップを払って写真を撮らせてもらう。
西門町に行くと同じパターンのバスカーがいた。ハープを弾いていて、売っているCDや音響システムもおんなじ。こちらは若い女子二人が交代で休憩しながらバスキングをしています。
どこかに胴元がいて、バスキングをさせているんだろうな。
弾き語りのバスカー
地下鉄西門町駅のそばで弾き語り。
こちらも結構なスピーカーを二つ使っての演奏。かなり音量がでかい。ジュリーの「時の過ぎゆくままに」を歌ってた。飛び入りして歌えばよかった・・・
電源はバイクのバッテリーを使って入るっぽかった。お金もそれなりに入っている感じ。
ざっと回ったけど、台北(台湾)でのバスカーはこれくらいしかいませんでした。
まとめ
もっと沢山のバスカーがいて、盛り上がってるんだろうなぁ〜とイメージしていたけどそうでも無かったです。
曲は日本語で歌っても、メジャーな曲であれば受けるようですが、日本人ならなんでも良いって訳でもないです。
サッとやってサッと退散だったので、怖い思いはしませんでした。
台北までバスキングしに行こうって思っている方の参考になれば幸いです。ただし・・・バスキング(路上ライブ)やる、やらないは自己責任にてお願いします。
ここで一句
「音楽に やっぱり国境 なかったよ」
台北でもしっかり現地語で歌って来ました。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=HeYv4c_7WVg]
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