「Yahoo!ショッピング」が無料を発表したのは記憶に新しい所です。秋田も出店を申し込んだのですが、個人で申し込んだからか、まだなしのつぶて。法人で申し込んだ方にはポツラポツラ連絡が来ているようです。
以前「Yahoo!ショッピング」に出店していたけど退店された方の場合、再出店は厳しいっぽいです。
さて、まだ触った事のない「Yahoo!ショッピング」秋田が今思う事を幾つかの視点から書かせてもらいます。
ネットショップ事業者(既にやっている方)
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この方達にとって、今回の「Yahoo!ショッピング」の取り組みはラッキーです。
国内で一番のポータルサイトから、直接誘導出来る導線が無料で作れます。また、外部リンクOKなので、「Yahoo!ショッピング」用の商材を用意しておき、本店へ誘導する事が可能です。(たぶん)
Yahoo 店は 1000円だけど本店は900円ですとか、Yahoo 店は赤しか無いけど本店は黄色と白があります。なんて具合。
Yahoo に店を持つ事はとってもメリットになります。Yahoo 店で売れれば尚可。
ネットショップ事業者(これからはじめようとしている方)
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この方達にとっても、かなりラッキーです。これまで無料のネットショップサービスと言えば、FC2ショッピングカート等でしたが、既にやっている方と同じく、Yahoo からの導線を得られるので「Yahoo!ショッピング」以外の選択肢はなくなるでしょう。
しかし、無料で出店出来てしまうので「カス」みたいなネットショップが乱立する恐れがあります。「Yahoo!ショッピング」の出店審査をしっかりしていただくと共に、運営状態もしっかり管理・監視する必要があります。「カス」ならまだしも、「開店休業店舗」がどんどん増えてしまいます。
ちなみに、豊作プロジェクトで運営しているネットショップ検索サービス EC★ALLSTARS(http://www.ecallstars.com/)の登録店舗は2年程で2万店舗減りました。(5万店舗→3万店舗)
そのぐらいの勢いで店舗がなくなっています。それらが「開店休業店舗」と化していくのです。(EC★ALLSTARS の登録キャンペーンしなければ・・・ EC★ALLSTARS が開店休業だ・・・)
モール事業者(楽天等)
楽天はなんとかなるかと思いますが、それ以外のモールは全滅すると思います。お金払って他モールに労力を裂くのであれば、「Yahoo!ショッピング」に出します。
維持出来るモールは、公的な予算や助成金で成り立っているモールのみになるでしょう。
ECサイト構築事業社(豊作プロジェクト等)
それなりに危機感は持っていますが「既にやっている方」で書いたように、「Yahoo!ショッピング」で呼び込み本店に誘導する。これをやるには ECサイトを自社構築したり、カートサービスを利用する必要があります。
考えようによっては追い風です。
ECコンサルタント系
この方達はメッチャ追い風ですね。豊作プロジェクトでももちろんECコンサルをお請けしてます。
今、楽天で店を出している店舗がどんどん Amazon に商品を出し始めています。ここのコンサルをやっている人達はそれなりに潤っているようです。
これと同じ現象が起きます。楽天に出ている人達がどんどん「Yahoo!ショッピング」にも出して行く。ECコンサルさんウハウハです。
まとめ
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これからネットショップをはじめようとする人は
1、Yahoo に出店
2、Amazon に出店
3、本店を持つ or 楽天に出す or その両方
こんな流れが良いでしょう。
こんな感じで幾つかの視点で見ても、「Yahoo!ショッピング」の無料化は、多くの方にとってチャンスなんですね。
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