さて、最近若い人(就職前や転職前)に会うと結構な割合で、アフィリエイトで稼ぎたいって話しを聞く。きっともの凄く青い芝に見えるのだろう。「アフィリエイトや情報商材でジャンジャン儲かりまっせ!」みたいな広告が、有名新聞や電車広告に掲載されたりしているのでそんな気になってしまうのだろう。そんな方達に現実を見てもらおうと、今日は秋田のやっている Amazon アソシエイト報酬をお伝えしよう。全然儲かってないのです・・・。
現在、35程度のサイトを運用(殆ど放置)しながら Amazon のアソシエイトをメインに、アフィリエイト等をテスト的にやっている。これだけの数をやっていれば、まあまあの統計的な話しが出来るかな?と。ご多分に漏れず、レパートの法則も正しく働いており、上位2割のサイトがアクセスや報酬を稼ぐが、下2割のサイトはさっぱり。中の6サイトは可もなく不可もない動きをしております。
以下が2011年からの Amazon アソシエイトの売上と報酬の表。
クリックサイト数とは、35サイトの内 Amazon アソシエイト経由で Amazon に送客したサイトの数。2011年1月から35サイトあった訳ではないが、月間で1回も送客出来ないサイトも存在する。アフィリエイト報酬の為だけにサイトをやっているのであれば、一度も送客出来ないサイトは閉鎖すべきなのだが、それだけでサイト運用している訳ではないので、そういったサイトも運用を続けている。
1サイトあたりの月額収入をはどのくらい?
報酬額は月平均で2万3千円弱。これが収入である。加えて Google のアドセンスもあるが、何故か殆ど稼げてない。アドセンス向けにサイトをチューニングしていないからだろう。なので今回は計算に入れない事にする。2万3千円を35サイトで割ると1サイトあたりの収入は月額657円。
1サイトあたりの月額支出は?
サイトを運用するサーバは、さくらのレンタルサーバやさくらのVPS、ロリポップのレンタルサーバ等、安いサーバを利用している。他の用途でも利用しているので、正確な金額は出せないが、月額4千円程度を35サイトに使っている感じである。
4千円を35で割ると114円。まだサイトを入れる事が出来るので、ここの単価は安くする事が出来る。(全体にかかる固定費として計算するのが正しいが、今回は1サイトあたりで計算した方が伝わりやすいかと思い、サイト数で割ってみた。)
ドメインはほぼサイト毎に別ドメインを使っている。色々な種類のドメインを持っているが、年間のドメイン維持費用は1ドメインあたり平均で1千円程度。これを12で割ると83円。
月額の収支を見てみよう
[収入 ]—[サーバ]—[ドメイン]=[月次の粗利]
[657]—[114]—[ 83 ]=[ 460円]
サイトあたり月に460円稼いでくれる。これを儲かると思うか思わないかは各自の判断で。
どれくらい頑張れば良いか?
一人で質素な暮らしで良ければ、手取りで20万円くらいはあればいいかな。税金等を考えると23万円くらい稼がなければならない。23万円を460円で割ると500。
500サイトあれば一人で質素に暮らす事が出来る。
500サイト作るまでの時間はどのくらいか?であるが、システムやサーバ回りが理解出来、サイト制作やコンテンツ登録のオートメーション化が出来、フリー素材を組み合わせてコラージュ等を作り、サイトのイメージ形成が出来れば1年程度で作り上げる事は出来るかもしれない。半年位で作り上げる事も可能かもしれない。(それだけ出来るんだったら別の道で稼いだ方が良いかとも思うが・・・)
まとめ
サイトのメンテナンスやコンテンツを充実させ、1つのサーバに複数のサイトを入れれば、1サイトあたりの粗利は上がるだろう。しかし、コンテンツを作り続けたり、メンテナンスをしていたら新しいサイトは作れない。もちろん初期には人を雇う事も出来ないので自分一人でバランスを取ってやらなければならない。ここを乗り越える事が出来たら、夢のアフィリエイターになれるかもしれない。しかし、ここに書いてある数字は、あくまでも秋田の現在の実数であって、誰もがこの数値に当てはまるとは限らない。もっと上手く出来る人もいれば、もっとダメな人もいる。
アフィリエイトをやる為にサイトを作り続けるスキルがあれば、IT関係のみならず、ITに弱い会社が喜んで採用してくれるはずだ。採用されるのが嫌ならば、そういった会社のIT系の部分を請け負って仕事をさせてもらう。いわいるIT系で起業出来るだろう。
秋田からのアドバイスとしては、アフィリエイターを夢見るのは悪くないが、自分のスキルを磨く為にアフィリエイトサイトを量産出来る能力を付ける。そしてその能力を高く買ってくれる所に買ってもらえるような努力をするのが良いのではないかと思う。
そう言えば・・・以前「アフィリエイトで月2万円稼げるようになる為のスキルを身に付ける塾」をやっていたなぁ〜。再開しようかな・・・
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