「小4での色覚検査、中止から10年 異常知らず進路選択、トラブルも」
秋田は色弱です。運転免許を取得出来るレベルなので、まあどうにもならないって程ではないです。
しかし、上記に書いてあるように色覚検査の時には色々ありました。だって皆が見ているようには見えないし、皆と違うように見えるんだから仕方ない。
精神的にかなりキツかったのを覚えています。
中学の時
中学1年生の頃「F1」が流行っていたり、ラジオ技術なる雑誌があって、それに記載されているパーツを秋葉原に行って買い込み、雑誌を見ながらラジオを作ったり・・・。
そっち系が好きだったのでエンジニアになりたかったから、工業高校に進学するつもりでいました。中学3年生になると、当時(今も?)都立の工業高校は色弱は入学出来ないって事が判明。都内に唯一入学の出来る工業高校があったのですが、どこの高校にも進学出来ない子が仕方なく行くって評判の工業高校。
色々と考え、工業高校にも入れないのであれば、将来エンジニア系の職には就けない。ならば「工業を諦めて商業高校に行こう」となり、商業高校にいったのですが、そもそも商業なんて勉強したくなかったので、悪さばかりしながら売れないバンドマンの道に入り込みました。
差別に関して
秋田の場合「差別」はなかったかなって記憶。どちらかと言うと「理解」がなかった。
先生も生徒も色が解らないなんて知らない。秋田も秋田が色が解らないなんて知らない。これはどうにもならない。色のプロトコルが違うので、両方のプロトコルを理解している人が説明するしか解決出来ない。問題の「差別」を無くすためには、学校の先生を教育する機関がきちんと解決出来る人材を育てて行かなければならない。保険の先生とかでしょうかね。
絵の具を使う図工の授業がとても嫌でしたね。
秋田はきちんと色を使っているつもりだけど、友達から見たら「どえらい色の木」だったり「緑色の肌の人間」が描かれている訳ですから・・・もちろん今でも秋田は同じ系統の色で物を描きます(苦笑)。
進学や就職に関して
進学や就職に関してだけど、結局進学も就職もできないんだから、予め知っておかないと辛い。
秋田みたいにエンジニアになりたいって思っていても、どこも受け入れてくれない。一生懸命勉強しても、色が解るようにはならないんだから仕方ない。男は男。女は女。と同じ。(転換手術出来るからまだまし)
独立したての時は、Webデザイナーなんてやっていた事あったけど、そのときは流石に嫁に色具合をチェックしてもらっていた。加えて配色辞典なる書物を買って来て、色番号を使って色を組み合わせる。なんて事をしていたけど、流石に無理があるのでプログラマにシフトしました。
まとめ
ある時期まで、色弱って事に相当なコンプレックスを持っていたのは事実。しかし、ある所から「オレ、色弱で色解らないんだよね」って言えるようになってからはだいぶ楽になった。
秋田の見解としては、色検査はするべき。
しかし、色検査する前に色が解らない人が存在する事。それはなんら不思議ではない事。と皆が知れば良い事。少しの気遣いと理解で解決出来ますから。
少しの気遣いと理解で解決する事って他にも沢山あるなぁ〜。
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