今日のエントリーは、「MQ会計で吉野家の新価格を考えてみた」このエントリーを読んで頂くと解りやすいです。
Yahoo! JAPAN、eコマース事業における新戦略を発表 「Yahoo!ショッピング」「ヤフオク!」のストア出店料を無料に 個人の出店も可能にし、自由なECで新たなビジネスチャンスの創出へ
かなり凄い
ニュース記事は「ヤフー、EC領域の新戦略を発表–孫正義氏も登壇」
さてこの戦略、どんな作戦か紐解いてみましょう。
とにかく毎月かかる固定費等を無料にした
・Yahoo!ショッピング
初期費用 :21,000円
月次費用 :25,000円
ロイヤリティ:売上の1.7%〜6.0%
これらを「無料」にした。
何となく店舗数も減って来ていて、流通量も減った感じがしていました。この請求に発生する人件費やシステム維持費等のコストを考えたら、無料にしてしまった方がインパクトがあり、盛り返しが出来るのでは?との作戦かと考えます。
・ヤフオク!
ストア(法人向け)
出 店 料:18,900円 → 無料
出品可能上限数: 5,000円 → 制限無し
ロイヤリティ : 5.0% → 変更無し
こっちもシンプルにしたのかな?ってイメージがあります。それと、出品可能上限数を制限無しにする事により、5.0%が統計的に増えるので、出店料を取らなくても良い。と判断したのでしょう。
個人向け
出品資格:Yahoo!プレミアム会員登録 → 変更なし
出品システム利用料:10.5円 → 変更無し(※条件有り)
こちらはあまり変わらない感じですね。システム利用料が無くなる事により、出品数が増える。それにより決済手数料が稼げる。って所かと思います。
「Yahoo!ショッピング」個人の出店が可能
10月を目処に、個人の出店が可能になります。
流石にある程度の条件はあるんだと思います。クレジットカードを持っているとか「Yahoo!プレミアム」に会員登録しているとか・・・
「ヤフオク!」に出品している個人に「Yahoo!ショッピング」でも出品してもらう作戦でしょうか?これなら意外と早いタイミングで今回掲げた「商品数No1」「国内EC流通総額No.1」になれる感じですね。
まとめ
まとめると、個数戦略に出た。って事路でしょうか?
MQ会計で言う所の「Q」を増やす。顧客数や流通数ですね。かけ算の掛け数を増やすので、上手く行けば爆発的に伸びます。
言い換えると・・・月次の単価等を安くする事により、個数を多く流通させる事が出来る。個数が増えるのでより売上金額や利益が上がる。って所でしょうね。
孫さんも MQ会計をたしなんでおられるとの事。「Yahoo!ショッピング」面白いかもしれません。Qアップって事は、お客さん(店舗)が売れなければ「Yahoo!ショッピング」の利益も無いですからね。
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